【50Kmのピクニック】1日かけて那須塩原から宇都宮まで歩いてみた。

突然だが、皆さんは1日で最長、どれだけ歩いたことがあるだろうか…?

今回ぼくは、栃木県は大田原市を拠点とする「野崎駅」という駅から「宇都宮駅」までの道のりを歩いてみた。

理由は「なんとなく」である。

◎コンセプト

「野崎駅」〜「宇都宮駅」間は電車にして6駅、時間にして約30分の道のりである。

これを車で行くと、下道で40分距離にして約50キロである。

今回はこの道のりを「徒歩で行く」というものである。

ルートはメインが国道4号線途中、歩けない道があるので、途中からは県道や市道を使った道のりとなる。
時刻はAM:8:00

GoogleMAPでは徒歩で約7時間の35キロと表示されていた。

AM:8:38

それでは、「野崎駅」最寄りのセブンイレブンから出発!!

 

まずは国道4号線、「大田原市」〜「矢板市」の道のりを歩く。

流石(さすが)、天下の国道4号、乗用車に加えて、トラックの往来がとても激しい。

 

今回の旅の道づれにした友人、道無き道を先導して歩いてくれている。

 

矢板市に入る辺りで、「キウイ」が実る木を見つける。

なんでこんな所に…。

 

いつもは車で飛ばす道のりも、歩いてみると新たな発見が多い。

矢板市を歩く途中、とある廃墟に遭遇する。

 

時間はまだあるので…「お邪魔します…!!」

 

中はもぬけの殻、少しの生活感ホコリが舞う。

 

押し入れには、VHSの「ターミネーター2」が置いてあった。

 

 

夏は青々しかったであろう蔦(ツタ)が窓に絡む。

 

そのすぐ先、「矢板インター」近くのファミリーマートには、趣のある廃車が展示されていた。

トトロで出てきそう…!

AM:10:52

インター最寄りの「セブンイレブン」で1度目の休憩。

まだまだ旅は始まったばかりである。

AM:11:41

矢板市を抜けて「さくら市」へ入る。

さくら市の次が「宇都宮市」であるが、さくら市を縦断し、宇都宮市に入ってからも「宇都宮駅」までが長い。

国道4号線の真っ直ぐな直線、12月なのに…「蜃気楼」が見える…。

12時54分

2度目の休憩、さくら市のセブンイレブンでピザまんを食べる。

ずっと歩いているとあまりお腹が空かない

 

車で走る時にいつも見る看板。

よくよく見てみると新たな発見、PCで作ったんだろうなあ…。

13時56分

「残り3時間」を切る。

 

ここで「国道4号線」とはお別れ。

宇都宮に向けて別ルートへと移る。

そして、ここら辺で足が痛み始める

思った以上に体が訛っている。

国道を逸れて最初に、とある落し物を見つける。

なんでこんな所に…??

 

14時10分

ここで遅めのお昼ご飯。

さくら市の「お食事処 勝山」でご飯を食べる。

 

「勝山ラーメン」

疲れた体にあっさりスープが染みる。充電充電…。

ちなみにここまでで、かなり足が痛い。

これは長引くと大変なことになりそうだ…。




15時18分

やっと宇都宮市に入った〜!!

確実に歩行者が渡らないであろう橋を渡る。

轢かれなくてよかった…。

 

橋を渡りきってすぐに、昭和を感じる女性が描かれる金融関係の看板

まだ電話繋がるのかな…?

15時52分

やっと2時間を切る。

ここら辺で「歩けば歩くほどGoogleMAPの時間が伸びている」ことに気がつく。

16時21分

一度目の限界が訪れる。

足がバキバキに痛い。もう歩きたくない。

コンビニの駐車場で座り込んでしまう。立てない。

…でも、ここで野垂れ死ぬわけにはいかないので歩くしかない…。

16時57分

日が暮れてくる。

 

到着までは残り1時間22分

ここで歩くペースがドッと遅くなる

1度座り込むと立てなくなる自分の足じゃないみたいだ。

18時45分

宇都宮の市街へ入る。

そして友人との会話が無くなる。気力だけで歩いている。

もう10分に1度休憩を挟むくらいにはキツい。

19時06分

駅まで残り10分

ここからが正念場。一歩一歩が重すぎる、足枷がついているようだ。

 

そして19時15分…

宇都宮駅到着〜!!

歩行時間は10時間49分

当初の7時間より、4時間も遅れたゴールとなった。

駅のホームまで行きたい…が、この階段が登れない。

手すりを掴んで足に鞭を打って無理やり登る。

お年寄りの身体は恐らくこういう感覚なんだろうな…。

無事に階段を登りきる。

こんなに宇都宮駅が綺麗に見えたのは初めてである。

 

帰りは電車で帰るので、電車を待つ間、駅構内の「ロッテリア」で一休み。

 

ここで完全に立てなくなる。

 

乗ろうと思っていた電車を1本、2本と遅らしていく

結局、3時間以上も休憩し、23時近い電車に乗る。

 

こうして「野崎駅」まで帰ってきた僕たちは早々に帰って寝る。

こんなに熟睡できたのは人生でもあまり無いと思うくらい寝れた。

◎総括

今回歩いてみた感想だが、正直、もう二度とやりたくない。

ここから3日間はまともに歩くことが困難だった。

しかしながら、寝不足で悩む人々に一つアドバイス。

同じことをやってほしい。

それでも寝れなかったあなたは…人間ではない何かだと思う。