「卒業」
1967年、マイク・ニコルズ監督により制作されたアメリカの青春映画。
チャールズ・ウェッブの同名小説が映画化された作品。
アメリカンニューシネマ時代を代表する名画の1つである。
主人公のベンジャミン・ブラドッグを演じるのは名優、「ダスティン・ホフマン」
あらすじ
大学で陸上部に所属し、
文武両道、エリートのスターであるベンジャミンは周りから将来を渇望される存在だった。
ある日、人妻であるミセス・ロビンソンに迫られ、脳内の整理がつかない日常を送る。
そんな中現れた、ミセス・ロビンソンの娘であり、幼なじみのエレーン・ロビンソン。
彼女への想いでベンジャミンは揺らぐ…
見どころ①
アメリカンニューシネマ時代の代表作である今作だが、日本では賛否両論の文字が相応しい。
現代の日本では確実に悪いレッテルを貼られているであろう今作も、
当時の時代背景では目を引く作品だったのではないだろうか。
幼なじみに気持ちを伝えられない、優柔不断なベンジャミンの成長?を観ながら、
モヤモヤすること間違い無し…という斬新な楽しみ方ができる作品である。
見どころ②
そんな今作も流石はアメリカンニューシネマ、
時代の先端を担っていたであろうカットやカメラワークなどの演出に関しては、
このストーリー構成ならではの活かし方がされている。
そして衝撃のラスト。
「サイモン&ガーファンクル」の「サウンド・オブ・サイレンス」が流れる名シーンで展開される、
観ている人々を巻き込む「ありえない結末」は、今後も語り継がれる名画であることには間違いない。
配信コンテンツ
そんな「卒業」は今現在、残念なことに配信はされていない。
「あの茶番」を作り上げた元祖の作品、「卒業」
是非ともレンタルショップで手に取ってもらいたい作品である。