9/11(水)
日本一周「112日目」
「道の駅 しらぬか恋問館」で目を覚ます。
今日はなんだか曇りである。
ホクレンフラッグを揃える
本日もガソリンを入れてから出発。
そしてここでついに…
ホクレンのフラッグ4本が全て揃う…!!
「ホクレン」というガソリンスタンドで給油すると買えるこのフラッグ。
エリア毎に色が違うこのフラッグをコンプリートすることができたのだ。
本日も出発。
本日も廃炭鉱を行く旅となる。
湧別炭鉱
ここから50分走り目的地の炭鉱跡へ到着。
近くまで行くとこんな道に…。
ここは歩いて行くようかな…。
遺構が残っている。
恐らく炭鉱の周辺施設の何かだろうと思う…。
そして次は…
これも周辺施設。
スロープの階段、なかなか珍しい…。
その他にも…
中に入ってみると
文化ホールのような造りである。
裏手には階段があり、
これを登って屋上に出ると…
屋上が緑に侵食される。
ちなみにこの屋上、キツネが2匹居たが、自分ご上がると光の速さで降りてしまう。
(邪魔してごめんね…)
周辺で車を走らせると今度は煙突がある。
圧倒的存在感…!!
北海道の炭鉱跡では遺構が数多く残る方に入る場所だろうと思った。
タウシュベツ川橋梁
そして本日の次の場所、
ここからなんと約3時間走る。
目的地は「タウシュベツ川橋梁」
有名なので知っている人も居るだろう。
橋の近くまで行くのに鍵が必要なのでまずはその鍵を借りに事務所まで行く。
3時間も走ったおかげで時刻は夕方近く。
雨も強いので急がなければ…。
事務所で鍵を借りる。
そしてこの事務所から走ること、
なんと1時間である。
借りたカギで開ける門は…これかな?
このゲートを解錠して、侵入。
そして走ること更にここから10分程度…
相変わらず雨が強い…
地盤も緩いのかな…(震え声)
そして到着。
更にここからこの道を徒歩で行く。
傘を片手に歩くこと5分程度…。
やっと到着…!!
「タウシュベツ川橋梁」
1939年に鉄道橋としてタウシュベツ川に架けられたものである。
後にダムが建設され、橋梁周辺が湖底に沈むことになったため、
路線は湖を避けるように新線が建設され、切り替えられた。
その際に、橋梁上の線路は撤去されたものの、
橋梁自体は湖の中に残されることとなり、現在までその姿をとどめている。
要するに橋まで水没することがあるということ。
本日は水没してないみたいで良かった。
どうりで木片がこんな所に落ちているわけだ…。
暫く橋に触れてみたり、雰囲気を味わい、引き返すことにする。
いいものを見せてもらったよ。
またこの道を歩いて引き返し、車まで戻る。
ただいま~。
今旅最大のハプニング
エンジンをかけて、
さあ帰ろうとギアをRに入れる。
意気揚々と正規のルートに戻ろうとアクセルをふかすと…あれ…?
「全然車が動かない。」
どんなにアクセルを踏んでも空回転する後輪。
幾度となく切り返しをするが、全く車が動かなくなってしまった。
これはヤバい…。
土砂降りの雨、夕暮れ、圏外、
そして「熊出没注意」の看板。
焦る心。
車がどうなっているか見てみる。
これは完全にやってしまった…。
そしてなんと車を手で押してみるという原始的行為に走る。もちろんビクともしない。
(こんな当たり前のことがわからないほど焦っていた。)
焦っていることに気がついた。
とりあえず…一服しよう。
ゆっくり車を見て回ってみる。
そしてしゃがんでタバコに火を付ける。
原因を考えてみよう。
①急斜面に前停めしてしまっている。
②フロントバンパーの下に大きめの木が挟まっている。
③後輪の下が濡れた草木のため、後輪が空回転する。
フロントバンパーの木は引っこ抜こうとしてもビクともしない。
後輪の路面が滑ってしまうならば…
プランA
落ちている木の棒を咬ませてバックしてみる。
ギアをRに入れてバックしてみると…
少しだけ動いた…!!
…そしてまた止まる。
如何せん坂が急なのである。
木の棒がすぐに折れてしまう…
それならば、
プランB
木の棒を縦に咬ませてレールのように…。
…が、これもなかなか上手くいかない。とんどなにアクセルを踏んでもダメみたいだ…。
木がすぐに折れてしまう。
この辺の木片は腐っていて脆い。
…木が…脆い…?
プランC
フロントバンパー下の木をぶち折る。
前には木が挟まっている。
登山靴を履いて、思いっきり木を蹴りあげてみる。
…僅かな手応え…!!
そこから5分程度、ひたすら木を蹴ったり曲げたりしてみる。
そして木を掴んみ、バンパーをテコに使い上に曲げてみると…
折れた…!抜けた…!!
そのままをハンドルい思いっきり切って、
前進してみる。
動いた…!!
そのまま正規ルートに戻り、
今度は慎重に砂利の上をバック…。
無事に復帰できた。
1時間も格闘していたせいで実際はもっと暗い。
傘もささずに格闘していたので全身びしょ濡れである。
ゆっくり運転し、門まで向かう。
帰ってきた~。
「安心感」と「旅らしさ」
そして鍵を返しに行く。
無事に電波のある場所まで戻ってこれた感動は忘れられないだろう。
本日の温泉は帯広市の温泉。
暖かいお湯と安心感に包まれて、
こんなに気持ちいい温泉はなかなか経験できない。
そして急にお腹が空いてくる。
今日は近くのなか卯。
そして「道の駅 おとふけ」で泊まる。
やっと旅らしい困難がやってきたな。
こういうのもたまには面白い。
謎ち達成感に包まれて、光の速さで目をつぶる。
本日の走行距離
332.5キロ(北海道白糠町~音更町)
出費
ガソリン 4655円
食費 1070円
入浴料 440円
計 6165円
本日の格闘でフロントバンパーが凹んでしまった。
いつかは直してあげたいが、とりあえず今はこのまま、戒めとして残しておこう。
それでは◎
⇐To Be Continued