・自転車を盗まれた、もう盗まれたくない…。
・一度とならず、二度までも…。
・警察に行っても対処してもらえず、泣き寝入りをしている。
こんな悩みを抱えていませんか?
この記事では
・今の日本における自転車盗難犯罪の現状について。
・自転車、ロードバイクの9つの盗難防止策。
・万が一盗まれた時のための予防策。
を紹介していきます。
自転車盗難は日本の闇
・犯罪の中でも最も多いのは自転車の盗難。
盗難以外にも、窃盗や強盗、殺人、色々な犯罪が蔓延る見本ですが、
その中でも「自転車、ロードバイクの盗難」は、ダントツの犯罪件数です。
令和元年度の警視庁捜査で18万件の被害が出ています。
・スポーツサイクリストの3人に1人が盗難の経験者。
ロードバイクの盗難の有無のアンケートでは、
日常から自転車に乗っているサイクリストほど、
高い割合で盗難に遭っていることが判明しています。
・自転車の盗難は自宅が一番多い。
盗難の発生場所の割合は、駐輪場が24%、路上が27%、自宅が42.8%
安全であると思われた「自宅の敷地内」が最も多い盗難場所であることも、
衝撃の結果となりました。
・4割は施錠した状態でも盗難されている。
ロックや2重ロックをしていれば安全と思う人もいるとは思いますが、
盗難車の約4割が「ロックされている自転車」であったと判明しています。
その中でもロードバイクに限定すると、
盗難車の約8割がロックされていたという結果が出ています。
・2種類の犯行理由が浮かび上がる。
自転車盗難と一色多に言っても、
それらの犯行動機は人それぞれ。
中でも2種類の犯行理由が被害の大半を占めています。
・パーツの売却を目的とした、ロードバイクの盗難。 ・目的地までの移動を目的とした、乗り捨て盗難。
これらの複数の動機、そして自転車盗難の罪の軽さから、
自転車の犯罪件数は膨れ上がっています。
・切れない鍵はない。
色々なロックの形式が自転車にはありますが、
それらすべてが外してしまうことが可能で、
現状、100%外されない盗難防止用ロックはありません。
一般的には「ボルトカッター」「金ノコ」「ジャッキ」などが用いられ、
犯人の中には、「油圧式カッター」や「液体窒素」
を使った犯行に及ぶ者もいるようです。
盗まれないための対策
ここからは「盗難に遭わないための最善の策」について話していきます。
・2重ロック3重ロックを心がける。
自転車の盗難において、やはり重要となるのがロック。
切れない鍵はないと謳う犯罪者たちですが、
一つのロックを外すのには、やはり時間がかかります。
「時間稼ぎ」や「犯罪を働く心を折る」ために、
2重3重ロックは重要な手段の一つです。
わざわざ3重ロックされた自転車を狙う犯行は効率的ではなく、
発生確立を下げてくれます。
・動かないものに繋いでおく。
コンクリートや地面に埋め込まれたものに固定する、
いわゆる「地球ロック」と呼ばれるロック方法は、
自転車のロックでも常識となっているロック方法です。
「地球ロック」を怠ると、ロックされた自転車ごと
車の荷台に乗せ持ち去られてしまう盗難の確立がかなり高くなります。
また、軽い素材で作られたスポーツバイクなどは、
人間でも軽々と持ち上げられてしまいます。

・なるべくロックは宙に浮かせる。
ロックされた鍵を壊すとき、
犯人たちは切断のために地面を使った作業を余儀なくされます。
そんな時、地面に近い場所でのロックほど
切断を助長してしまいます。
また、立ったままでのロック解除作業は目立つので、
犯人からしても好ましくはないでしょう。
・確実な「車体」を含めたロックを!
これも自転車のロックでは常識となっている事項ですが、
確実に車体を含めたロックをしましょう。
ホイールだけのロックだと、ホイールを外され、
フレームを持ち去られてしまう可能性が高いです。
鍵を壊すよりも、自転車を解体するほうが、犯人には容易な行為となります。

・目の届く範囲に駐輪、時間は最小限に!
自転車の盗難は、自宅での夜に限らず、
昼間のコンビニの5分の買い物でも起こりえる犯罪です。
自転車から離れるときは、目の届く範囲で、時間は最小限に
行動することが予防策にも繋がります。
・妥協しない駐輪場選びをする。
防犯対策としては「駐輪場選び」も大切な項目になってきます。
有料であっても、ずさんな管理体制の駐輪場もいくつもあるので、
そんな駐輪場を選ばないことが大切です。
「有人の駐輪場」や「防犯カメラ付き」の駐輪場が、
犯行への牽制になります。
・毎日同じ場所に停めない。
毎日同じ場所に自転車を停めていると、
「自分のルーティーン」が狙っている犯人に悟られてしまいます。
戻ってくる時間がわからないことを活用し、
いつも同じ場所、いつも同じ時間というルーティーンを
作らないことが抑制に繋がってきます。
・自宅では室内保管するべし。
自宅の敷地での犯行に一番効く、
最強の手段はやはり「家の中での保管」が一番でしょう。
高いロードバイクは特にこれが推奨されます。
・最強の策は「安い自転車」に乗ること。
愛車が高いロードバイクでない場合、
一番いい手段が「安い自転車に乗ること」であると言えます。
高いロードバイクを狙う犯行は、そもそも対象にならず、
移動手段としての犯行は、わざわざロックを切断したりはしません。
ある意味最強の対策と言えるでしょう。
盗まれた時のための対応
・自転車の情報をメモしておく。
万が一に自転車が盗難に遭った場合、
そこで、それらの番号が初めて生きてきます。
フレームのメーカ、型番、車体番号、
パーツの詳細について、メモしておくことが大切です。
また、パーツや番号の写真が残っていると尚、いいでしょう。
・確実な防犯登録をしておく。
これも自転車乗りでは常識ですが、
確実な防犯登録をしておくことが大切です。
万が一にも盗まれた場合のスムーズな対処が可能であり、
車体に張られた「防犯登録ステッカー」が犯行の抑制にも繋がってきます。
そもそもですが、防犯登録は義務です。
・車両保険に入っておく。
辞典差が万が一盗難に遭った場合、
自転車の盗難保険に入っておくことも大切な対策です。
金額は様々で、月々1000円単位の保険もありますので、
泣き寝入りにならない為にも、保険には加入しておくことが大切です。
おまけですが、自転車の盗難について、
危機意識が膨れ上げる記事を二つ載せておきます。
人生をも狂わせる自転車盗難 相次ぐ被害から編み出した最強の自衛策