9/20(金)
日本一周「121日目」
「道の駅ひない」で目を覚ます。
朝イチから道の駅内を歩いてみるが、
めちゃくちゃ秋田の名物を推してくるポスターがたくさんある。
本日も最初の廃墟スポットへ向かう。
特殊な廃ホテル
秋田県大館市は「大滝温泉」にあるスポット。
今回の廃ホテルはいつもと一味違う。
それは…「城」なのである。
とても見栄えがいいホテル…なのかな?
なんとか入れないかと周辺をぐるぐるしてみるが、入れる場所は…無い。
瓦礫の山を超えるのはなかなかリスキーなのでここは諦めることに。
そしてその川を挟んで対岸にあるホテルも廃墟か…。
ここも時間が奪われそうなのでスルーすることにする。
秋田と言えばきりたんぽ
本日こそは食べたいと思っていた、きりたんぽ鍋。
それを食べるために近くのきりたんぽ屋さんに向かう。
なかなか楽しみな評価だが…
実際に行ってみると…残念…。
不定休のダメな日にぶち当たってしまったか…。
ネット情報では「営業時間内」であっても、
行って営業していないパターンは、最早慣れっこである。
他にいいお店は無いかな~と、調べて向かったのがここ。
「秋田比内や大館本店」
ものすごく観光向けのお店であるが、
まあいいだろう。
「ミニ親子丼とミニきりたんぽ鍋セット」を注文。
これがなんと1860円。高い!
まずきりたんぽ鍋が出てきた。
うわあ~、本物のきりたんぽだ…(初見)
そして親子丼。
流石、1860円…見た目がすでに神々しい。
そしてこれがものすごく美味しい…!
特に親子丼。
人生で初めて比内地鶏を食べてみたが、これはとても美味しかった。
思わず1本300円の比内地鶏のネギまにも手が出そうになる。
きりたんぽを食べるのも初めてで、スープがとても美味しかった。
(比内地鶏の出汁かな…?)
こんなに気持ちのいい満腹は本当に久しぶりだった。
尾去沢鉱山跡
そんなお腹を抱えて次に向かうは「廃鉱山」
しかし今回はしっかり整備されている廃鉱山である。
「尾去沢鉱山跡」
外はとても閑散としていて、遊具が少し寂しそうである。
最初は無料で観れる博物館。
昔はこんな炭鉱施設があったらしい。妄想が膨らむ。
この図はなんだ…?
なんとこの血管のように入り組んだもの、全て人間が掘り進んだ鉱脈である。
流石、全長500キロと言われている大型鉱山である。
いざ、鉱脈へ!
そしてメインはこちら。
先ほどの鉱脈の一本を実際に歩ける。こちらがJAF割で900円で入れた。
中は13℃。
鉱山はどこもこんなものだと思うが…?
中に入ってみる。
細く長い道のりが続く。
暫く歩くがなかなかに「何も無い。」
展示物などがもっとあってもいいものと思うのだが…
その時、目の前に衝撃の看板が現れる。
せ…1000m!?
この道を1キロも歩くと言うのか…どうりで上着を推奨していたわけだ…。
歩く歩く、
ひたすら歩く。
段々展示物が増えてきた。
これは実際の削岩機の跡らしい。
そして半分まで歩いたところで、分かれ道がある。
ルートは2種類、標準コースと特別コース。
標準はここから500mらしいが、
特別コースだとさらにここから1キロ歩くという…。
…気が付いた時には、おのずと「特別コース」に足が向いていた。
そこにはとてもカオスな風景が広がっていた。
かつての仕事風景や休憩所などを人形により再現している。
当時の鉱脈内の生活音と、
ワイワイガヤガヤとした男性たちの声がスピーカーから流れる。
しかしやはり、1番カオスだったのは、
道中ずっとぼく1人だけだったという事だろう。
鉱脈の奥深くに、人形とぼくだけが取り残されるのはなんとも言えない気持ち悪さがあった。
暫く人形達を見ながら歩き、やっと出口まで半分のところまで来る。
出口付近ではタイムスリップが味わえる。
当時の炭鉱マンたちは今以上に過酷だっただろうな…。
キリスト…?
出口には撫でると金運が上がる牛が居たので、
「一応」撫でておく。
この1.5キロ…本当に自分一人だけだったのはなかなか新鮮な体験だったと思う。
温泉と就寝
本日の温泉はここ。
「ひない温泉比内の湯」
なんと温泉施設としてはかなり安い350円。これは嬉しい。
そして本日も「道の駅ひない」に泊まる。
久しぶりに満足な食事ができてよかった。
そしてあの鉱山、是非とも誰かを連れて行ってあげたいと強く思った。
そんなことを考えながら秋田のド真ん中で目をつぶる。
本日の走行距離
70.4キロ(秋田県大館市)
出費
ガソリン986円
食費1860円
入場料900円
雑費771円
計 3617円
秋田県も想像より濃い県みたいだ…。
これまた旅が終わらなくなる要因の1つである。
本当に日本は広いと感じる。
それでは◎
⇐To Be Continued