日本一周「58日目」黒部ダムを旅する。

7/19(金)
日本一周「58日目」

「南長野運動公園」の駐車場で目を覚ます。

昨日不安に感じながら目をつぶったが、
曇ってはいるが、とりあえず雨は降っていなかった。

本日のモーニング。

黒部ダム

本日向かうはずっと行きたいと思っていた…
「黒部ダム」

黒部ダムまでのアクセス方法、なかなかややこしい部分もある。
「黒部ダム」があるのは富山県立山市

その立山市については既に通過済で、
富山側からのアクセスに適していないことから、今回は長野側からのアクセスとなる。

まずは黒部ダム行きのバスが出ている、「扇沢駅」までアクセスする。

目的の扇沢駅まで到着するが…土砂降りである。

 

バスはしっかり運行しているので、行ってみる。

これが駅構内。

 

構内にはダムの歩き方や

 

ダムの地図

 

捕獲されたクマの剥製などが置いてある。

 

バスのチケットはなんと往復2570円。いい値段しますね…。
ちなみにダム見学料込みの値段である。

時間が来たので早速乗り込む。

 

2019年から「電気バス」に変わったらしく、
それまでは「トロリーバス」で運行していたらしい。

 

流石、平日、午後、大雨等の条件が重なると、人が少ない。

…いや、寧ろ、これだけ悪条件が重なっても
「これだけの人が来る」と、考えるべきか…。

16分のトンネルを遠る。
あまりこのトンネルのことがわかっていなかったので、ボケっと座っていただけであった。

 

黒部ダムに到着。

 

黒部ダムの歩き方、とりあえずは展望台を目指すことにする。

これを右に曲がると「展望台」、左に曲がると「ダム」となる。

やっぱりこっち(展望台)でしょ。

階段を登って展望台へ。

こんな階段、旅の1日目の「土合駅」に比べれば大したことなどない。

日本一周「1日目」土合駅を旅する。

 

展望台に上がると…見えた、この景色。

ここ黒部ダムの放流は「観光放流」という形で常に水が出ている。

高すぎるから迫力がそうでもないかも。

そして傘が裏返るくらいには雨と風邪がすごい。
何枚も写真を撮ったが、傘を持ちながら、カメラを濡らさなように、
裏では相当苦労している。

少しづつ降りてみる。

ここが1番の迫力。

 

ダムの中心

 

見下ろすとこんな感じ。

 

水を霧状にするのは岩盤への衝撃を減らす為だと言う。

本当に、晴れていないのが惜しい…
晴れていれば、虹も見えるらしいのに…。

ダムの上の人達も、恐らく今日はだいぶ少ないことだろうな。

 

そう言えば、貰っておきたいモノを1つ…ゲット!

言わないと貰えないので、忘れないように注意。




更に進んでみると、なんだか面白そうなモノが。

どうやら簡単な資料館のようだ。
どうやってこの「黒部ダム」が作られたかが詳しく書いてある。

石原裕次郎の作品、「黒部の太陽」の撮影現場のオフショット。

 

奥で20分程度のビデオを見る。

このビデオにぼくは本当に引き込まれた。「プロジェクトX」を見たことがあるだろうか?
大体あんな感じである。

戦後の深刻な電力不足の中、「黒部ダム」の施工に乗り出した関西電力を初めとする土木、建築業者の軌跡が映される。

ダムを作るのに、
ダムまでのトンネルを掘るのに、
下流の「地下発電所」を作るのに、
日本全国から選りすぐりの土木、建築業者を集めて作られた。

中でもトンネルを掘るのに「破砕帯」という壁ににブチ当たる話なんてとても凄いものだ。

このビデオと資料館を見て回り、
その後にダムを見ると驚くことがぼくに起きる。

さっき見たダムと同じなのに、全然印象が変わる。

改めて見ると、
「本当にこれを人間が作ったんだな…」
という感動が湧いてくる。

ダムが凄いんじゃなくて、
それを「施工した人達」が凄いと素直に思った。

それについても悲しい話を一つ。
このダムの施工にあたり、「殉職者」は何人いたと思うか?

正解は171人。

171人の殉職者を出してこのダムは作られた。

ダムの横には「慰霊碑」があり、
そこには、殉職者全員のフルネームが全て刻まれている。これもかなり衝撃だった。

行きはボケっと乗っていたトンネルも、帰りは見え方が違う。

このトンネルを掘るのに、当時の土木会社はどれだけ苦労をしたのか…。

 

黄色いのは県境、長野に戻る。

 

この青くなっている所がトンネルを掘るのにとても苦労した「破砕帯」の位置だそうだ。

 

無事に駅に戻ってくる。

ちなみに帰りは満車でした…。

とてもお腹が空いていたので、
また長野市まで戻り、ラーメン店に行く。

味玉つけ麺大盛り 961円

なかなかボリューミーだが、
全て美味しく平らげる。

 

その後は一昨日のスーパー銭湯
「広徳の湯」で風呂を浴びて、
昨日と同じ、「南長野運動公園」の駐車場にて泊まる。

石原裕次郎の「黒部の太陽」見てみたいな…
なんて考えながら目をつぶる。

本日の走行距離

139.2キロ(富山県立山町)

出費

ガソリン 1949円
食費   1584円
交通費  2570円

計 6103円

黒部ダム、次回行く時はもっと楽しめそうだ…。
その時は是非とも晴れていてほしい。

それでは◎

⇐To Be Continued

日本一周「59日目」職務質問を旅する。