｢地獄少女｣
原案、わたなべひろし
2005年より放送されたミステリーホラーアニメ。
ちなみに2019年11月に映画も公開されている。
必殺仕事人を周到するような、
法では裁けない恨みを晴らすことをテーマにした作品である。
舞台は現代の日本。
誰もがインターネットを利用する時代に、
午前0時にのみアクセスが可能な｢地獄通信｣というウェブサイトが存在するという
都市伝説から物語は始まる。
クラスの同級生からのいじめに遭う女の子が、
午前0時にパソコンやスマホからいじめ相手の名前を検索にかける。
無事アクセスできると直後、
主人公である｢閻魔あい｣と接触できる。
主人公の｢閻魔あい｣
そして閻魔あいの｢仕事｣を助ける仲間たち。
｢一目連｣
｢骨女｣
｢輪入道｣
恨みを抱えてアクセスした人間が｢死後は地獄に送られること｣を条件に裁きを依頼できる。
依頼人には藁人形が渡され、その首の紐を解くと契約成立となる。
なかなかにホラーである。
晴らせない恨みを晴らすという構想を現代の日本に反映させているところが
今作の1番の見どころではないだろうか。
学校、会社、家庭内、あらゆる場所での人間的ストレスにスポットライトを当ててしまう、
このアニメには他のアニメでは味わえない爽快感があるだろう。
ちなみに地獄少女、1〜4期まで放送され、
最初は1話完結のアニメかと思われたが、
少しづつストーリーは進行する。
そしてもうひとつの見どころ、
キャラクターや衣装、背景などのセンスがとてもいい。
主人公、閻魔あいの仕事着は何故か｢セーラー服｣
そして普段は着物を着ている。
作品のモチーフとなる彼岸花をメインに、
｢和｣のテイストの映像が描かれることが多いが、
これらをあしらったグッズも人気のひとつであるだろう。
ちなみに、「抱き枕」や
「藁人形」まで販売している。
そんな地獄少女は今現在、U-NEXT、Hulu、等で視聴できる。
現代版必殺仕事人、皆さんも是非観てみてはいかがだろうか。