憎き宿敵
パパス「ぬわーーーーっっ!!」
その耳に残るワードと、
衝撃的な結末に、
当時小学生だった僕たちは
息を呑んで画面を見つめていた。
「ドラゴンクエスト5〜天空の花嫁〜」
主人公の父である「パパス」が
暗黒界の「ゲマ」に
「メラゾーマ」を受けて
跡形もなく散り去るシーンである。
そうして主人公は
大人になっていくわけだが、
その後も主人公夫婦を石にしたり、
母である「マーサ」に雷を落としたりと
やりたい放題のゲマであった。
そんなゲマを許すはずがない。
今回はそんなゲマをブチ殺すために、
全員のレベルを99まで上げて蹂躙する
「勧善懲悪」の物語である。
あくまでも正攻法で…。
主人公達はモンスターを倒し、
地道なレベルアップを重ねていく訳だが、
リアルな社会を生きるぼくに
そんな暇は無い。
バグ技やソフトを駆使して、
すぐにレベルをカンストさせることが
できないこともないが、
主義に反する…。
そんなぼくは、
あくまでも「正規の方法」で
レベルを上げることに拘った。
今回は「とある必殺技」を駆使し、
主人公たちのレベルを上げ続けていた。
特訓その1「マドハンド狩り」
まずは天空への塔周辺、
「マドハンド」というモンスターが
出てくる地域がある。
この「マドハンド」というモンスター、
一匹の経験値は110と、
とても少ないものであるが、
行動パターンに「仲間を呼ぶ」
というものがある。
モンスターの立ち位置に、
マドハンド一匹分の間隔がある場合、
コイツはまた「マドハンド」を
呼ぶこととなる。
このマドハンドだけをひたすら狩っていく
方法である。
敵に攻撃するだけで回復する
「奇跡の剣」を装備させ、
一人にさせて、
あとはひたすらに攻撃させるだけ。
PS2用の「連写パッド」がついた
コントローラーを使って攻撃させるのが
ベターである。
この方法であれば、
マドハンドとエンカウントし、
連射機能をONにして会社に行って、
帰ってきても
マドハンドを倒し続けているだろう。
一回の戦闘での経験値が10万であったり
100万などに到達する方法は、
これのみである。
ちなみに「マドハンド2匹分」の間隔が
空いてしまうと、
「ゴーレム」が呼ばれるので、
いつか戦闘が終了してしまうので
注意したい。
帰ってくると戦闘が終了していて
落胆してしまうだろう…。
特訓その2「アナログパッド無限ループ」
PS2のドラクエ5には、
画面を360°回転させることができる
ダンジョンがある。
そんなダンジョンにおいて、
画面を回転させながら
真っ直ぐ進み続けることで、
円を描くように歩き回ることができる。
その状態でアナログパッドを
固定してしまえば、
敵と無限にエンカウントすることが
可能となるのだ。
あとは連写パッドをONにしておくだけで
経験値が増え続ける。
また、モンスターも仲間になるという
メリットがあるので、
こちらの方がコスパ良く回すことができる。
場所にもよるが、
朝から夕方まで回せば
150万の経験値はくだらない。
ちなみに回せる場所は
天空の塔やトロッコ洞窟などがあるが、
「スライムベホマズン」が出てくる
天空の塔がオススメ。
「小さなメダル」や
「ふっかつのたま」などをロストする上に、
仲間になる可能性も高い。
その他の無限ループ
他にもアナログパッドを使った
無限ループ箇所として、
エビルマウンテンの矢印の部屋や
隠しダンジョン「謎の洞窟」の
無限ループ迷路がある。
こちら「謎の洞窟」の無限ループでは、
ただひたすら前に進み続けるだけで、
無限ループすることとなる。
また、最強モンスターの「ヘルバトラー」が
仲間になる可能性があるので、
おすすめスポットだ。
256分の1の確率でも、
朝から晩まで回せば
いつの間にか仲間になっていた。
しかしこのダンジョン、
ゲームクリア後にしか行けないので、
ゲマを倒してからしか行けない。
本末転倒…。
父の仇を蹂躙しよう
いよいよ決戦。
こうして挑むのは憎き宿敵「ゲマ」
準備は整った。
全員にバイキルトをかけて蹂躙してやった。
最早、
彼に笑っている暇などなかっただろう。
こうしてゲマを倒すことに成功した。
これからもやり込み要素の高いドラクエ5、
楽しんでいきたい。