「戦場ヶ原」
栃木県日光市、日光国立公園内にある高層湿原である。
標高は約1,400m、広さは約400ha。
その名前の由来、それは大昔に、
栃木の男体山の「大蛇」と
群馬の赤城山の「大ムカデ」が
中禅寺湖を巡って戦ったことから由来される。
大蛇VS大ムカデである。なんとも無謀な戦い…。
ちなみに勝者は案の定、男体山の大蛇だったらしい。
そんな戦場ヶ原はハイキングやトレッキングのコースとしてしっかり整備されている。
そんな「戦場ヶ原」を今回は散策してみた。
いくつかの分岐ルートがあるが今回はとりあえず一周回ってみるルートで行く。
そして入り口には人の通りをカウントするセンサーがついていた。
しばらく進んでみると、こんなモノが見えてくる。
「クマよけの鈴」
どうやらクマが出るらしい…。
しかもこの鐘、ルート沿いに等間隔に置いてある。
更にしばらく歩いていると何やら標識が…
時々!?ウケを狙ったと思われるだろう。
1時間程度歩いたが、分岐ルートの行きたい道が塞さがれてしまっていた。
もう一つのルートはものすごく時間がかかる…(恐らく車に戻るころには真っ暗。)
今から引き返しても真っ暗だろうし…ここで決断。
やむなく、この立入禁止ルートに進むことにする。
立入禁止ルートに進んで暫くすると道が少し険しくなってくる。
ちなみに立入禁止の原因は台風19号である。
千葉県に甚大な被害をもたらしたことで記憶に新しいが、
ここ栃木にまで被害があるとは…。
そのまま進み続けると…
…恐るべき台風19号である。
地面に埋まっていたであろう足場を
ぐしゃぐしゃに引き抜いてしまっている。
大木もこの有様。
結局2時間以上も歩いたが、無事、暗くなる前に帰ってこれた。
次は道が整備されてから歩いてみたいと思う。
ちなみに入口にあった人感センサー、
立ち入り禁止区域内にもあったので、誰かにバレているかな…。