「交響詩篇エウレカセブン」
2005年4月から放送されたSFアニメ。
尚、2005年3月から漫画版として「月刊少年エース」から連載されたので、
アニメとほぼ同時進行となる。原作の会社はBONES。
このアニメ、ロボットが戦うSFモノでありながら、恋愛青春アニメとしての要素が濃い。
主人公「レントン」と
ヒロインの「エウレカ」の
純愛ラブストーリーにSF要素を取り入れた、SFモノには珍しいアニメ。
舞台は「スカブコーラル」という物質により地表に覆われたとある惑星。
待機中に「トラパー」と呼ばれる粒子が舞うこの世界では、
トラパーの波に乗る「リフ」と呼ばれる空飛ぶサーフィンが流行る世界観である。
主人公「レントン」
世界の英雄とされる父親を持ち、
その事から父と比較され、ダメな自分にコンプレックスを抱える少年。
そんなレントンはある日、
「ホランド」率いる、
反政府組織「ゲッコーステイト」の抗争に巻き込まれ、メンバーとして入団する。
そのゲッコーステイトのメンバーの一人であるのが、本作のタイトルであり、
ヒロインの「エウレカ」である。
そしてゲッコーステイトのリーダー
「ホランド」
そして政府軍、いわゆる「敵」の、
「ドミニク」
「アネモネ」
これらの登場人物が「LFO」なる機体に乗り、戦う。
地球ではない特殊な世界で、
「ニルヴァーシュ」という機体に乗り戦うレントンとエウレカであるが、
この特殊な世界観が見どころの一つである。
作品を観る人に植え付けられた、地球の自然や生物の概念。
それを悠々と超えてくる正体不明の環境や生物は、
「こんな世界で生きてみたい」と思わせるほどに作り込まれている。
そしてレントンとエウレカの恋。
ここまで一途な純愛がアニメを通して描かれる作品は、SFではとても珍しい作品と言えるだろう。
本編を一貫して描かれる、レントンとエウレカの成長。
恋の成就を見守らずにはいられなくなってくる。
そんな「交響詩篇エウレカセブン」は今現在、
NETFLIX、U-NEXT、等で視聴できる。
「SF×恋愛」
そんな珍しい設定のエウレカセブン、どちらの要素も弱すぎず、強すぎない。
非常にバランスのいいアニメであるので是非とも見てみるべきだろう。