ネタバレなしのオススメ映画紹介。「カッコーの巣の上で」

「カッコーの巣の上で」

1975年、監督の「ミロス・フォアマン」により制作されたアメリカの映画。
上映時間は133分。

1962年に「ケン・キージー」が著作した同名小説「カッコウの巣の上で」を映画化した作品となる。

本作の主人公、「マクマーフィー」を演じるのは、若き日の「ジャック・ニコルソン」であるが、
第48回アカデミー賞の主演男優賞を初め、それ以外でも主要5部門を独占し、
41年ぶりの快挙を成し遂げた名画でもある。

あらすじ

主人公のマクマーフィーは刑務所を逃れるために、精神病のフリをして精神病院に入院してくる。

院内での決められた退屈な生活に嫌気が差したマクマーフィーは院内の患者を巻き込み、
スポーツ観戦をしたり、酒盛りをしたりとやりたい放題をし続け、
彼の行動に賛同する患者も多くなるが…。

見どころ①

この世に数ある刑務所モノの映画の中でも、
元祖と名高い今作は、アメリカンニューシネマ時代の映画としても非常に有名な作品である。

どこか荒々しいカットやカメラワーク、
そして今観ても斬新だと思える設定はこの時代を象徴できる要素の詰まった映画だと考える。

ストーリー構成や演技、音の使い方、どれも荒々しく、尖っている作品のように見えるが、
その中にはとても繊細な表情や動き、心理描写がとてもよく映され、名俳優の演技により言葉にはできないわかりやすさで視聴者に伝わる。
50年近く前の映画にも関わらず、今も尚、面白く鑑賞できる作品である一因である。

見どころ②

いわゆる「昔の映画」であるが、「衝撃のラスト」というカテゴリでも
この映画は現代の映画にも劣らない魅力が詰まっている。

物語の結末にも独特のクセがあるアメリカンニューシネマ時代の代表作と名高い作品で、
映画の結末に向けて、段々と視聴者を世界観に引き込む力を持っている作品だ。

配信コンテンツ

そんな今作、「カッコーの巣の上で」は今現在、
残念ながら配信はされていない。

ジャックニコルソンをはじめとする、各名優たちの演技、
そしてアメリカンニューシネマの世界に触れてみてはいかがだろうか?