「空飛ぶタイヤ」
2018年、池井戸潤の同名小説が映画化された作品。
小説「空飛ぶタイヤ」は2006年に単行本として発表された。
タイヤ脱輪による死亡事故をテーマに描かれた社会派映画。
上映時間は120分。
実話となる2002年の三菱自動車の事故をベースに作成されている。
あらすじ
舞台は現代の日本。
小さな運送会社、赤松運送でトラックの脱輪によりタイヤが歩道の人に当たって死亡してしまう事件が発生する。
警察調べの原因は「整備不良」。
事件を起こしてしまった赤松運送の社長、「赤松徳郎」は原因となった「整備不良」について調べていくが、
そこにあったのは隅々まで点検された完璧な点検シートだった…。
主演役者
主人公は赤松運送の社長「赤松徳郎」、
演じるのは「長瀬智也」
ホープ自動車の販売部課長「沢田」を演じる、
「ディーンフジオカ」
東京ホープ銀行の「伊崎」を演じる、
「高橋一生」
その他も徳郎の妻の「赤松史恵」を演じる
「深田恭子」や
他にも、「小池栄子」、「ムロツヨシ」、「佐々木蔵之介」
などの豪華役者陣が出揃う。
見どころ①「配役のハマり具合」
今作、世の中の映画には珍しい、社会派の映画となるが、内容はそんなに難しいものでは無い。
中小企業の苦悩が映画を通して描き出されるが、中小企業ならではの従業員と社長の信頼関係がよく伝わってくる映画となる。
従業員を愛する熱血感溢れる社長、赤松徳郎の人間性が今作1番の見どころであると共に、
これに配役を受けた長瀬智也の演技がしっかりハマっている。
見どころ②「実話がベースの今作品」
実話が元となった今作、前述の通り、
2002年の「三菱自動車脱輪事故」そして「三菱自動車リコール隠し事件」がベースとなっているが、
この事件を踏まえて観てみると、内容がよりリアルに受け取れるのではないだろうか。
些細な事から大事故に、そして会社を丸々1つ潰すまでに発展してしまう恐ろしさ。
自動車業界で働く人々には特に観てほしい内容となっている。
配信コンテンツ
そんな「空飛ぶタイヤ」は今現在、
Amazonプライム、U-NEXT、Hulu、等で配信されている。
ちなみにU-NEXTでは、「仲村トオル」が主演をするドラマ版空飛ぶタイヤも視聴できるので、
こちらもオススメである。