「嘘八百」
2018年、武正晴監督により制作された、日本のコメディ映画。
上映時間は105分。
武正晴監督は過去にも「百円の恋」などの人間味溢れる作風を作り上げる人として知られている。
また、2020年の一月から続編である「嘘八百 京町ロワイヤル」が劇場版公開されている。
あらすじ
骨董品店を営む則夫はある日、野田佐輔という人間から、千利休ゆかりの茶碗を購入するが、
この茶碗は陶芸家である野田がつくった贋作だった。
そして偽の骨董品の騙し売りを商売にする業者を懲らしめるために、
野田の腕を見込んだ則夫と野田がタッグを組むことになる…。
見どころ①「豪華役者陣、日本を代表する名優が揃う。」
今作、コメディ映画でありながら、日本の映画界を牽引する豪華な役者陣が出揃っている。
まずは主人公の「則夫」
これを演じるのが「中井貴一」
則夫を騙す、陶芸家「野田佐輔」を演じるのが、「佐々木蔵之介」
そして今作の役者としてコメディ要素がある為か、「芸人」の起用が目立つ作品となる。
「アホの坂田」こと「坂田利夫」、「友近」「ドランクドラゴン塚地」など。
その他も名だたる役者が出揃う。
彼らの演技無くしてはこの独特な映画の空気感は産まれることが無かったであろう。
見どころ②「騙す奴らを騙しにかける爽快感」
今作の内容のキーワードとなる「贋作」。
素人に偽物を高値で売りつける、
詐欺業者を逆に騙しにかける爽快感こそが今作の真骨頂である。
今回は千利休の茶碗を中心に物語が展開されるが、設定は決して粗いものではなく、
千利休の歴史の内容も細かく作中に取り入れ、
器の焼き方などの目利きとしての知識もしっかり練り込まれた作品となる。
面白い「コメディ映画」のはずなのに、
そのクオリティの高さに驚いてしまうような作品だろう。
配信コンテンツ
今現在、「嘘八百」は、
Amazonプライム、Netflix、U-NEXT、等で配信されている。
中井貴一×佐々木蔵之介
最強俳優タッグにより実現したこの作品、
ハズレなく楽しめる作品なので観る価値はあるだろう。