ネタバレなしの映画紹介「英国王のスピーチ」

「英国王のスピーチ」

2010年、イギリス、オーストラリア、アメリカにより共同制作された歴史ドラマ映画。

実在したイギリス国王「ジョージ6世」が背負う「吃音症」との戦いを描いた作品である。

監督は「トム・フーパー」
主演を演じたのは「コリン・ファース」である。
上映時間は118分。

あらすじ

舞台は1925年のイギリス。

大英帝国博覧会閉会式で、
ヨーク公アルバート王子(後のジョージ6世)は、父王ジョージ5世に代わり演説を行ったが、
持病である「吃音症」の影響が大きく、悲惨な演説となってしまった。

その後も吃音症に悩まされるアルバートであったが、
ある日、第一次世界大戦で戦闘神経症に苦しむ兵士達の治療を生業とする
「ライオネル・ローグ」と出会う。

ローグの独特な吃音治療に、幾度となく衝突するアルバートとローグであったが、

徐々に友情が芽生えていく。

そして国王となり訪れた最初のスピーチ。
アルバート改め、「ジョージ6世」は演説を成功させることができるのか…。

出演役者

ジョージ6世を演じるのはイギリスの俳優「コリン・ファース」

 

ライオネル・ローグを演じるのが「ジェフリー・ラッシュ」

 

エリザベス妃を演じるのが、「ヘレナ・ボナム=カーター」である。

見どころ①「実話に基づく感動秘話、30年温められた脚本」

今回着想を得た、ジョージ6世の吃音症、
これはもちろんノンフィクションのストーリーであり、実際のスピーチ音声も残っている。

これに目をつけたのが脚本家の「デヴィッド・サイドラー」
彼自身も「吃音症」に悩まされる一人であり、この脚本をなんと30年も温めていた。

ジョージ6世王妃の存命中は公表を拒まれた今作は、王妃の死後となる、2002年に計画が動き出した。
今作の映画が公開されるまでの轍も辿るとより面白く鑑賞できる作品となっている。

見どころ②「英国史上最も内気な王、ジョージ6世の人間性」

今作の「英国王のスピーチ」
日本でのキャッチコピーとして「英国史上もっとも内気な王」というフレーズが付けられた。

病弱で「すぐに怯えだして、泣き出す子供」と言われたアルバート。

王子たる故の不遇な過去を持ちながらも「吃音症」と戦うアルバートに、
盛大に感情輸入してしまうような作品に仕上がっている。

見どころ③「国王と一端のセラピストの奇妙な友情」

弱気ながらも王たる振る舞いを見せるアルバート、
そこに寄り添うのがセラピストのライオネル・ローグである。

国王相手でも真正面からぶつかり合うローグの情熱、
そして物語が進むにつれてだんだんと芽生え始める友情、
今作の大きな見どころの一つであり、二人三脚の訓練で吃音症と戦う、
アルバートとローグの友情にも涙する作品である。

配信コンテンツ

そんな「英国王のスピーチ」は、今現在
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実在した内気な国王「ジョージ6世」「ローグ先生」の努力、
是非とも見てほしいノンフィクション作品である。

それでは◎