「フォレスト・ガンプ/一期一会」
1994年、ロバート・ゼメキス監督により公開されたアメリカのヒューマンドラマ。
主演は「トム・ハンクス」
他の子供よりも知能指数が低く、障害を持った少年の人生を描いたヒューマンドラマ。
1985年にウィンストン・グルームが執筆した同名小説を映画化したものである。
上映時間は142分。
あらすじ
舞台はアメリカ、アラバマ州。バスを待つ一人の大人が座っていた。
彼が主人公の「フォレスト・ガンプ」
バスの待合所で居合わせた人と雑談をしているうちに、過去を語り始める…。
昔のフォレストは他の子供より知能指数が低く、背骨の歪みにより、
脚装具を付けなければ、まともに歩けない少年だった。
これはそんな彼が大人になるまでを描いた物語である…。
出演役者
主人公の「フォレスト・ガンプ」を演じたのが、「トム・ハンクス」
フォレストの母親、
ミセスガンプを演じる「サリー・フィールド」
ヒロインの「ジェニー・カラン」を演じるのは、
「ロビン・ライト」
フォレストの入る軍の上官である「ダン・テイラー」を演じる、
「ゲイリー・シニーズ」
その他にも様々な登場人物が出てくる。
見どころ①「濃密すぎる人生、観ていて飽きない144分」
本作の「フォレスト・ガンプ」、144分という驚異的な長さの映画にもかかわらず、
観ている人達を飽きさせない不思議な魅力がある。
少年フォレストが大人になるまでの間に起こる出来事が多すぎて、飽きる要素が見当たらない
馬鹿で不器用だが、真っ直ぐな心を持つフォレストと触れ合う人々は、
皆心を開き成長し、それを受けたフォレストもまた成長していく。
善良な人物や悪に染まった人物、一度きりしか会わない登場人物や、
何度も再開する登場人物、色々な人と出会い、別れ、フォレストは成長していく。
そんなフォレストが歩む、出会いと別れの波乱万丈の人生こそが、今作一番の見どころである。
見どころ②「ギャグやオマージュも多い、笑える映画でもある」
フォレストの人生が描かれる今作であるが、
その時アメリカで起こっていた事件、流行りのカルチャー、コンテンツ、
色々なものはリアルの世界で起こっているものが適応される映画となる。
無名時代のエルヴィス・プレスリーに会ったり、ウォーターゲート事件を目撃したり、
ケネディ大統領やジョン・レノンに会ったりと、現代における著名人や事件が数多く登場する。
そんなシーン一つ一つの細かな脚本も楽しめる作品となるだろう。
見どころ③「世界の北野も言及した、巨額がかかった撮影技術」
オープニングで一枚の鳥の羽が舞うシーンが出てくる。
その一枚の羽は風に揺られ、車の下を掻い潜り、フォレストの足元に舞い降りるが、
そのシーンには巨額の費用がかかっている事でも知られる。
額は定かではないが、「北野武」曰く、
「あれ(羽が舞うシーンにかけた費用)だけで自分の映画が一本撮れる」と、
コメントを残すほどである。
配信コンテンツ
そんな「フォレスト・ガンプ/一期一会」は今現在、
Amazonプライム、Netflix、U-NEXT、Hulu、等で配信されている。
是非とも見てみた際は、冒頭の羽のシーンに、
そしてフォレストの人生の出会いに注目して観てほしい。